CARE

靴のお手入れ

表革のお手入れ

表革のお手入れ

STEP 1

ブラシ等で靴の表面のホコリや汚れを落とします。

STEP 2

クリームを米粒の大きさ程度出して、先端についているスポンジでまんべんなく塗ります。

STEP 3

タオル等の布で良く空拭きしてください。

防水スプレーによるお手入れ

靴の防水効果は革の内側に深く浸透し十分な撥水性をもたせ、同時に通気性を維持するような防水剤を使用する必要があります。
ウォーターストップスプレーをアッパー部分を流れ落ちないように気をつけ、繰り返し数層にスプレーすることがポイントです。

STEP 1

スプレーはかならず換気の良い場所で(出来るだけ屋外で、吸い込まない様に風上を背にして)行ってください。
左右それぞれの靴を交互に、4〜5秒・3〜4回を目安にスプレーします。

STEP 2

乾いたら綺麗な布で空拭きしてください。

STEP 3

靴が十分に乾いたら、無色もしくは靴と同色のコロニルウォーターストップクリームを全体に塗り、柔らかな布(タオルなど)で良く拭いてください。

カビのクリーニング

STEP 1

湿気のない風通しの良い場所で、日陰干ししてカビを浮かせます。

STEP 2

ブラッシングしてカビを取り除き、更に乾いた布で空拭きしてください。

STEP 3

レザーソープを(ムースタイプ)を布に取り靴全体にフォームを伸ばし乾いたタオル等の布でフォームを拭き取ります。

STEP 4

再び湿気のない風通しの良い場所で日陰干しします。
新たにカビが生えていないか良く確認し、問題がなければクリーム〜ウォーターストップチューブ(防カビ剤配合)またはディアマントでお手入れして保管します。

注意事項

クリームの中に含まれている栄養分を含んだアーモンドオイルにより、革をしなやかに保つことが出来ます。
(ウォーターストップクリームは1本で100足お手入れ可能です。)
お手入れの際、スプレー(防水)を先にクリームを後にする理由は、クリームの層が出来てしまうと、防水剤が充分に革の奥まで浸透する事を妨げてしまうからです。
ウォーターストップスプレーによって正しく防水処理された後は、さらにウォーターストップクリームを使うことで、クリームに含まれている防水性の物質(フッ素化合物他)により、効果をより一層高いものにします。
ウォーターストップスプレーは、栄養を与える油脂を含むため乾いた後、空拭きをする事により、防水性ばかりでなく、革の色や光沢も同時に与えることが可能です。
さらに、起毛を固くしてしまう危険がありませんので、スウェードやヌバックにも安心してお使いいただけます。

起毛革のお手入れ

起毛革〔スエード・ヌバック・ベロア)製靴の全体的な汚れ、しつこい汚れのお手入れ及び保革・色合いを鮮やかにする方法を紹介致します。

シャンプー方法

STEP 1

靴のホコリや泥を専用の天然ゴムブラシでよく取り除いてください。

STEP 2

コロニル・シャンプーをキャップ一杯取り水で薄めスポンジに湿らせます。
しつこい汚れは、原液をスポンジに直接つけます。

STEP 3

スポンジで表面を軽く擦りながらクリーニングをしてください。
しつこい汚れは少し力を入れて擦り取ります。
乾いた布、もしくは綺麗な水ですすいだ布(スポンジ)を固く絞り、汚れた泡や表面の汚れを良く拭き取ります。

STEP 4

十分に泡を取り除いたら、風通し良いところで日陰干しをして乾かします。
これで靴のシャンプーは終わりです。

豆知識

起毛革は、革の表や裏に特殊加工を施す事によって起毛させた素材で、毛足の長さによってスエード・ヌバック・ベロアに分けられています。
上質でかつ上品な風合いと色調が特徴ですが、毛足に汚れが付着しやすく、雨にも非常に弱い素材なのでこまめなお手入れが必要となります。

靴の保革と補色

STEP 1

コロニル・ベロアボトルを良く振ってください。
17色のご用意がありますので、靴の色に合わせてご使用ください。

STEP 2

布等の表面にボトル上部のスポンジを押しつけて、中の液体が出てくるのを確認してください。

STEP 3

ボトルのスポンジを靴の表面に軽く押し当てるようにして塗っていきます。
液体がボタボタ出過ぎないように、また、異なる色の部分に付着しないように気をつけてください。
付着しましたら、直ちに拭き取ってください。

STEP 4

靴を日陰で良く乾かしてください。
乾かした後に再度、起毛革専用ブラシ(天然⽣ゴム製)で軽くかつ丁寧にブラッシングをしてください。
風合いが戻ります。

STEP 5

さらにコロニル・ベロアヌバックプルー(起毛革専用防水スプレー)をご使用いただくことにより防水効果が与えられ、雨ジミやホコリから靴を保護しますので後のお手入れに非常に効果的です。

注意事項

起毛革時滋養分なしでは硬くなってしまいます。そこでコロニル・ベロアボトルにはリッカー(油脂性の軟化剤)を配合しており皮革繊維の柔軟性を保ちます。
コロニル・シャンプーを使用してスポンジにてクリーニングをされる場合がありますので保色効果と保革効果を兼ね備えたコロニル・ベロアボトルをご使用になることをお勧めします。靴全体に均等にムラなく保色することが非常に大切です。
また、起毛草は摩擦熱が非常に苦手です。起毛が摩擦熱によって痛んだり、風合いが損なわれたり、ブラシと絡んで起毛が抜けたりする場合があります。これではせっかくの上品な風合いも台無しです。
表面のホコリを軽くブラッシングする程度であれば普通の専用ブラシ(クレープバースデン)をお勧めします。この専用ブラシは摩擦熱を起こさずに起毛を痛めることが一切ありません。
勿論日頃のお手入れにも安心してご使用頂けます。部分的で頑固な汚れ落としにはコロニル・ベロアクリーナーもございます。

シューキーパー

シューキーパー使用法

靴は履く事によって除々になじみ履きやすくなってきますが、何もしないで放置し続けると、シミ汚れや色褪せなどはもちろんのこと、履くことによって生じた “履きジワ” が刻まれ、時間とともに靴の型崩れが進んでゆきます。
また、履きジワの溝には、汚れや汗に含まれる塩分やアンモニアなどが凝固して革を硬化させるため、表面のヒビ割れや最悪その部分から破損を招くことすら少なくありません。

機能について

シューキーパーは適度な張りを持たせる事で履きジワを伸ばし、甲の陥没と型崩れを防ぎます。
また、靴に生じた“履きジワ” はシューキーパーをセットしなければ解消できません。

効能について

クリーニングなどのお手入れの際にもシューキーパーをセットして、履きジワが充分に伸ばされていれば溝に固着した汚れを万遍なく取り除くことができます。
また、素材が木製であれば皮に浸透した汗などの湿気をある程度取り除くことも可能です。

使い方について

シューキーパーも若干形状の異なるタイプがあります。
シューキーパーのフィッティングの確認ポイントは、シューキーパーと靴の甲の間の隙間がないか、靴の脇の部分などにシューキーパーの形が余分にはみ出ていないかなどです。
実際にご使用になる靴へシューキーパーをセットして、甲の部分にたるみや隙間が生じず、充分な張りを得られていればフィッティングは良好です。

アロマティックシダーシュートゥリーとは

シューキーパー最大の効能は靴の型崩れを防ぐ事に他なりませんが、アロマティックシダーシュートゥリ一に使われているアロマティックシダーとはアメリカ東部諸州や南部オンタリオに繁殖ネズ科に属する常緑樹でアロマティックシダー(芳香剤)またはイースタンレッドシダー(東部赤杉)などと呼称され、防腐性、芳香と消臭、さらには防虫性に優れています。

シダー商品の特色

自然が作り上げた揮発性物質セドロールを放散させることで虫を寄せ付けません。
この作用を有効に保つには、木の表面を季飾の変わり目、年に3〜4回サンドペーパーで軽く磨いてください。
目に見えない空気中の汚れが木の表面をふさいでしまうと、セドロールが放散しにくくなります。
また水に浸したり湿度の多い環境下では、木が乾燥するときに中の水分と共にセドロールも木の表面に出てしまい、セドロールの白い結晶が木の表面に残る場合がありますが、このような時にもサンドペーパーで表面を磨いていただければ、防虫効果に変わりなくご使用いただけます。